ZENPASTAZENPASTAについて

トレテスがつないだ
ZENPASTA誕生ものがたり

ヨーロッパ在住のシモニーニ裕子さんから突然電話がかかってきたのは、2010年ころのことでした。ご実家がある日本から定期的におくられてくる日本食の中に入っていた「ぷるんぷあん」が大好きだということ。イタリアの健康志向の人たちに、新時代のパスタとして紹介したら、きっと広がりがうまれるだろう、ということを熱心にお話しになりました。

その一本の電話から、イタリアで大流行するこんにゃくパスタ「ゼンパスタ」が産声をあげたのです。 最初は、数パックのぷるんぷあんをトレテスからヨーロッパに送りました。少量でも、商品の輸出なので、輸出関連の登録、手続きはすべて、トレテスが担いました。それから、2~3年の間、トレテスからもアドバイスをし、シモニーニさんがイタリアで熱心に「ぷるんぷあん」(=ゼンパスタ)の素晴らしさをうったえ、少しずつ、少しずつ、販売量が伸びていきました。

2013年ころから、船便のコンテナが満杯になるほど注文が増え、一気に知名度が広がっていきました。日本でも『食感がよく、ヘルシーなので、パスタ代わりに「ぷるんぷあん」を食べている』という声を聞くことはありました。ただ、パスタの本場であるイタリアで、どれだけ浸透することができるのかは、半信半疑でした。今日のゼンパスタの広がりをみれば、「ぷるんぷあん」のおいしさが十分に世界に通用したのだと感じます。

インドネシア残留元日本兵の望郷の思いから生まれた「ぷるんぷあん」は、ずっと日本とインドネシアの交流の証でした。いまでは、ゼンパスタの力で、国境をさらに超え、イタリアと日本、インドネシアの友情の証になっています。
当初、イタリアで販売をスタートしたときの「ZENPASTA スパゲッティ(=ぷるんぷあん)」。ゼンパスタの原点。
当初、イタリアで販売をスタートしたときの
「ZENPASTA スパゲッティ(=ぷるんぷあん)」。
ゼンパスタの原点。
イタリアの食堂で、ゼンパスタメニューを食べる女性
イタリアの食堂で、
ゼンパスタメニューを食べる女性
イタリアの食料品店にはゼンパスタのコーナーが充実
イタリアの食料品店には
ゼンパスタのコーナーが充実
その後、シモニーニさんは、ミライインターナショナルという会社を立ち上げ、マルタ共和国を拠点に、事業を拡大しています。最初は、ぷるんぷあんをイタリアでパッケージ化した「ZENPASTA スパゲッティ」のみでしたが、トレテスが販売しているお米状の乾燥こんにゃく「粒こんきらり」も「ZENPASTA ライス」として商品化しました。さらに、中部イタリアのパスタ工場と提携し、こんにゃくをつかった「ZENPASTA ペンネ」と「ZENPASTA リガタキ」(※リガタキは、マカロニ形状のパスタ名称「リガトーニ」と「しらたき」を組み合わせた造語)を開発しました。イタリア国内の有名俳優が、自身の美の秘訣は「ZENPASTA リガタキ」である、とメディアで発信したため、一時期は製造が追いつかないほど、新商品が注目されました。

日本の伝統食から生まれた乾燥糸こんにゃくである「ぷるんぷあん」がイタリア国民に浸透し、さらに新しい商品が生み出され、日本に届き、日本の消費者のみなさまに愛される。トレテスがつないだ、イタリアの「ZENPASTAストーリー」はまだまだ進化を続けています。

トレテス 代表取締役 中川啓

ミライインターナショナルーゼンパスター代表 シモニーニ裕子

私とトレテスの乾燥糸こんにゃく「ぷるんぷあん」との出会いは、母から送られて来た小包がきっかけでした。外国暮らしが長い私は、年に一、二回母に頼んで恋しい日本食を送ってもらっていましたが、ある日待ちに待った小包を開けると、そこには今まで見たこともない「ぷるんぷあん」が入っていました。こんなに便利なものが存在していたとはとびっくりし、すぐに調理してみるとその美味しさに感動、この乾燥糸こんにゃく「ぷるんぷあん」なら海外の方々にも喜ばれるのではないかとすぐに思いました。イタリア人の旦那と「ぷるんぷあん」をイタリア人にも馴染みやすい名前にと、日本の禅とイタリアのパスタを合わせ「ゼンパスタ」と名付け、夫婦で「ゼンパスタ」の販売をイタリアで始めましたが、今まで見たことも聞いたこともない食材を特に食に保守的なイタリアで広めることは難を要しました。イタリアン以外は口にしない彼らにも違和感がないように、トマトソースやクリームソース等と合わせイタリアンパスタのように食べることができると、様々なイタリアンレシピと共に紹介し、少しずつ受け入れられて行きました。一時はダイエットブームにのり、たくさんのイタリア人に食され、現在ゼンパスタは日本の高級健康食材としてイタリアの俳優さんなどセレブ達からも人気です。日本ではお鍋やすき焼きの脇役として登場するしらたきですが、日本の方々にもトマトソースやカルボナーラ、ジェノベーゼなどのパスタソースと和えて、イタリア人達のように是非召し上がっていただきたいです。
ミライインターナショナルのロレンゾ・シモニーニさん(写真左)とシモニーニ裕子さん
ミライインターナショナルのロレンゾ・シモニーニさん(写真左)とシモニーニ裕子さん

シモニーニ裕子さんおすすめのゼンパスタレシピ

元祖イタリアンカルボナーラ

元祖イタリアンカルボナーラ
材料(2人分)
ぷるんぷあん(乾燥糸こんにゃく)
2食分(6個(25g×6))
スライスベーコン
50g
卵黄
3個分
パルミジャーノレッジャーノ(すりおろしておく)
50g
エキストラバージンオリーブオイル
大さじ2
塩、粗びき黒こしょう
各少々
作り方
  1. ベーコンは細切りにする。
  2. 卵黄をボールに溶き、パルメザンチーズと混ぜ合わせておく。
  3. オリーブオイルをフライパンに入れて弱火にかけ、ベーコンを加えて、ベーコンがカリッとするまで炒める。
  4. ぷるんぷあん(乾燥糸こんにゃく)はたっぷりの熱湯で茹でる。
  5. 湯をきったぷるんぷあん(乾燥糸こんにゃく)を3のフライパンに加えて、ベーコンとオイルとよく和え、塩で味をととのえる。この時、火にかける必要はなし。
  6. 2の卵黄とチーズの混ざったボールに、5のぷるんぷあん(乾燥糸こんにゃく)を加え、よく混ぜ合わせる。
  7. 器に盛り、パルメザンチーズと黒こしょうをふる。
    熱いうちにいただく。ボナペティート!

アーモンドバジルソース

アーモンドバジルソース
材料(2人分)
ぷるんぷあん(乾燥糸こんにゃく)
2食分(6個(25g×6))
バジル(ルッコラでも美味しい) 洗って乾かしておく
50g
アーモンド(生ではなくローストされたもの)砕いておく
大さじ2
パルミジャーノレッジャーノチーズ(すりおろしておく)
50g
エキストラバージンオリーブオイル
80ml
少々
エビ
お好みの量
ドライトマト
お好みの量

(飾り用に、バジルかルッコラの葉を数枚とっておく)

作り方
  1. バジル、アーモンド、チーズ、オイル、塩をミキサーに入れて撹拌する。(ミキサーがない場合、ハンドブレンダーやすりこぎでも可能。その場合は、バジルのみ細かくした後、他の材料とよく和える。)
  2. フライパンにオリーブオイルを少々引き、エビとドライトマトをこんがりと焼いておく。
  3. ぷるんぷあん(乾燥糸こんにゃく)はたっぷりの熱湯で茹でるか戻しておく。
  4. 湯をきったぷるんぷあん(乾燥糸こんにゃく)を1のソース、大さじ4とよく和える。残ったソースは小分けにして冷凍保存や瓶に入れて冷蔵保存が可能。
  5. 器に盛り、エビとドライトマト、バジルやルッコラを飾る。
    ボナペティート!