column コラム

こんにゃくの先祖がジャワ島に??

  • 「こんにゃく」というと「日本の伝統食品」というイメージをもたれている方が多いと思います。わたし自身も「ぷるんぷあん」と出会うまでは、そう思っていました。
  • 所説あるようですが、1,000年以上も前に、こんにゃくは仏教と一緒に、日本に伝来してきたといわれています。元々は、赤道付近の熱帯地域が原産の作物なのです。
  • 「ぷるんぷあん」の原料となる「ムカゴこんにゃく芋」は日本に伝わった品種とは違い、ジャワ島に古くから自生している在来種です。ただ、長い年月、インドネシアでは食用とされることなく雑草扱いされていました。その理由は、アクの強さにあります。
  • 何時間もかけて丁寧にゆでて、アク抜きをしなければ、こんにゃくは皮膚がかぶれてしまうほどの強いアクを含んでいます。
  • アク抜きの技術がない現地では、そのまま食べると舌が悪魔のようになるということで「デビルタン」という別名で呼ばれ、敬遠されてきました。
  • トレテスの「ぷるんぷあん」は、日本の伝統的なこんにゃくの加工技術をインドネシアへ伝えることで、健康的でおいしいこんにゃくの製品化に成功しました。
  • 「ぷるんぷあん」を製造するために、その原料となるムカゴこんにゃく芋は、ジャワ島に50か所近く点在する自生圃場で管理、収穫されています。写真は、製造工場のある東ジャワ州スラバヤ市の郊外にあるこんにゃく畑で撮影したものです。かつて雑草扱いされたこんにゃく芋ですが、現在50世帯近い農家のみなさんが生計を立てられるまでの農作資源となりました。
  • みなさんがおいしいといって「ぷるんぷあん」を食べていただくことが、遠くインドネシアの暮らしにつながっています。